こんにちは、エンヂニアです。
今日は今オーストラリアで旬なニュースについて簡単に紹介したいと思います。
旬、と言ってもそこは資源開発を生業とするエンヂニア。
芸能や流行にはついていけてませんしそのつもりもないので、やっぱり自然系の旬。
クイーンズランドで2か月前に降った雨水が、約1,000㎞の旅を経て、南オーストラリアのエーア湖に到達した、というニュースです。
以下のニュースを参考にさせてもらいました。
いくつか動画もあるので、オーストラリアの自然の壮大さを感じられるこれらの動画だけでもさっと見る価値はあると思います。
オーストラリア最大の塩湖: エーア湖
まずは簡単にエーア湖について。
エーア湖(Kati Thanda – Lake Eyre)は約9,500km2の面積を持つオーストラリア最大の塩湖。南オーストラリア州北部、アデレードからは約650㎞離れた内陸部に位置しています。
日本最大の湖、琵琶湖が670㎞2ですから約14倍大きさ、また、青森県とほぼ同じ大きさということになります。
塩湖と言うのは通常は水を全く若しくは殆どたたえていない、水が蒸発した際に残る塩分でその表面が覆われている湖のことですね。
面白いのが、オーストラリアで最も海抜が低い地点もこの湖だそうで(こちら: 海面下15m)、このような内陸地にあるというところが面白いですね1)。あ、いや、エンヂニア的には面白いです。
オーストラリア政府観光局公式サイトによると、同湖の水位について以下の様な説明があります。
エア湖の水位は、その年のモンスーンと、この湖の集水地域であるとの降水量によって決まります。 モンスーンの程度によって、湖にどれだけ水が貯まるかが決まります。
およそ8年に1度、この3つの集水地域から流入する水がこの湖に貯まります。 満水になったのは、過去160年でたった3回です。
Mt IsaからLake Eyreへ
さて話を戻すと、今回の洪水、約2か月前にクイーンズランドのMt Isaの南で降った雨が到達したものとのことですね。
直線距離で約900㎞、なんとこれは東京からエンヂニアの地元宮崎県都城市までの距離とほぼ同じです。
壮大すぎ。
尚、上で紹介したThe Australianの記事によると、今回の洪水は”Medium size”のようで、湖を半分ほど満たした2011年の洪水以来の規模とのことです。
また、同記事によると、この洪水の流れの「先頭」付近を、モーターボートに乗って川下りできるみたいですね。
川が道を切り開くそのまさにその瞬間瞬間を見ながらの川下りなんて、他ではそう無いでしょうから、これはエンヂニア的一生に一度行ってみたい場所リストに追加決定です。
1) 参考: 最高峰はニューサウスウェールズ州のMount Kosciuszkoで、標高2,228m