資源エネルギー統計Visualisation – US EIAより

US EIA (Energy Information Administration)のページには色々と有用な統計情報がまとめられています。

中でも、資源エネルギー関係のニュース・動向を理解するのに重要と思われるものをここにまとめておきます。

本ページはチャート集という位置づけとし、特に解説・解釈等は試みません。

1. 価格・コスト

Cushing, OK Crude Oil Future Contract 1

WTI原油(期近)の終値(Daily)のチャートです。画面上でクリックアンドドラッグすれば、選択された価格範囲・期間にズームインできます。

Natural Gas Spot and Futures Prices (NYMEX)

米国各種ガス価格

Weekly Retail Gasoline and Diesel Prices

米国週間平均ガソリン小売価格のチャートです。

Costs of Crude Oil and Natural Gas Wells Drilled

米国における石油・天然ガス井の掘削深度(feet)当たりの平均掘削コストです。

2000年のドル価換算の実質コスト。陸上・海洋全てごちゃ混ぜのようです。また、深度はMeasured DepthかTrue Vertical Depthか不明ですがおそらくMeasured Depthと思われます。

2. 開発

Crude Oil and Natural Gas Drilling Activity

米国における掘削及びサービスリグの稼働数チャートです。同国において石油・天然ガス開発活動がどの程度活発に行われているかを見ることができます。

3. 生産

World Crude Oil Production

世界合計、OPEC加盟国合計、非OPEC加盟国合計の月間平均原油生産量のチャートです。

米国月間平均原油生産量

米国合計及び州グループPADD 1 to PADD 5

米国の月間平均原油生産量チャートです。2017年11月に、1970年11月以来初めて日量1,000万バレルを超えたことが分かります。

原油生産が特に伸びているGulf Coast (PADD 3)と、Midwest (PADD 2)を見てみます。

PADD 3

PADD 2

米国年間天然ガス生産・消費・純輸入量

Total Primary Energy Production

年間一次エネルギー総生産量のインタラクティブマップです。

グラフ化したい国があればマップ上で当該国をクリックして下さい。もう一度クリックすればグラフから除外されます。

Production of Crude Oil including Lease Condensate

原油及びコンデンセートの年間平均生産量のインタラクティブマップです。

日本とオーストラリアの生産量の推移を参考としてグラフ化してあります。

Total Non-Hydro Renewable Electricity Net Generation

水力発電を除く再生可能エネルギーによる年間発電量のインタラクティブマップです。

同じく日本とオーストラリアの発電量の推移を参考としてグラフ化してあります。

Primary Coal Production

石炭の年間生産量のインタラクティブマップです。

こちらは日本の生産量をグラフ化する意味は原油生産量以上に皆無ですから、世界の主要石炭国をグラフ化してあります。

4. 埋蔵量

米国天然ガス確認埋蔵量

Dry Gas

チャートのタイトルがちょっとしっくりきませんが、まあReserve = 将来の生産期待量と言うのは何もおかしくは無いですね。

Shale Gas

米国Coal Bed Methane(石炭層メタンガス)

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