こんにちは、エンヂニアです。
今日2018年1月23日は長女の小学校の「入学式」でした。
鍵括弧付きなのは理由がありまして、実際には日本の入学式とはかなり異なるものだったからです。
ということで興味が湧いたので、オーストラリアと日本の入学式について学んだことを簡単にまとめておきたいと思います。
入学式を英語で言うと?
インターネットで入学式の英語を検索すると”entrance ceremony”等と出てきますね。
一方で、”entrance ceremony definition”と英英意味検索すると英英辞書サイトは出てきません。
これはどういうことか?
“entrance ceremony”というのは英語圏にはない(少なくとも一般的では全くない)ものを無理やり英語に直したもの、ということなんです。
そうでなかったら、”entrance ceremony definition”の検索できちんと意味を英語で解説するサイトがたくさんヒットするはずなんです1)。
因みにこれはエンヂニアがよく使う英単語・表現検索時のテクニックなので、自然な英語とそうでないものを見分けるテクニックとして試してみて下さい。
オーストラリアでも入学式は一般的ではない
話を戻します。
英英意味検索でヒットしなかったように、(当然英語圏である)オーストラリアでも日本の入学式に相当するようなセレモニーは一般的ではないようです。
会社のチームミーティングの際に同僚にも聞いてみましたが、全員何もなかった、と言ってました。
一方で、卒業の際のセレモニーはあった、と全員言ってましたね。
ウェスタンオーストラリアの公立小学校に娘が入学した際も、少なくとも親が参加するようなセレモニーは何もありませんでした。
そういう中、娘が今回入学したのはキリスト教系(Anglican)の私立の小中高一貫校ということもあって、独自に入学のセレモニーがあったようです。
今回出席した「入学式」の様子
さて、漸く今回出席した「入学式」の様子です。
まず名称ですが、”School assembly”と呼ばれてました。
これは実は、何も特別な名称でもなく、オーストラリアの学校で(School) Assemblyと言うと学校の集会を指します。
つまり、入学式に相当するような特別な名前は与えられていないと言うことですね。
また、全校集会であることを明確にする場合は”full (school) assembly”等と言ったりするようでが、今回はまさにfull assemblyでした。
これって日本の小学校の入学式と違いますよね?
鮮明に残っていないだけかもしれませんが、在校生として入学式に出席したことは無いように思います。
一方、目的は明確であり、それは、学年を問わず学校に新たに入学してきた生徒全員に、一人ひとり、校章の入ったスクールバッジを手渡しすることが一番の目的とのことでした。
同校章は学校の価値観を象徴するものであり、それほど大事にしていると言うことのようです。
因みに入学する生徒の数が学年によって大きくばらつきがあって面白かったです。
オーストラリアの学校はYear 1から12までが日本の小学校1年生から高校3年生に相当するシステムになっていますが、これに加えて、Year 1の前にPrepという学年があります2)。
Prepが単純に定員の20人程度、Year 4から6が15人前後、Year 7が50人と断トツ多く、Year 8, 9が10人前後、Year 10が20人程度、その他は1桁前半、という具合でした。
Year 7が断トツで多いのは、おそらく、Year 7からの進学校(日本で言う中高一貫校等)があるので転向する生徒が多いと推察していますが(Junior SchoolとSenior Schoolの区切りでもあります)、その他の学年のばらつきが例年通りであるのか、どういう理由によるものなのか、分かったら追記していきたいと思います。
バッヂの授受以外は、学校長の挨拶と生徒達による「寸劇」がありました。
この生徒達、School Captain(生徒会長みたいなもの?)とVice captainの2人は2018年新任ということではっきりと紹介があったんですが、その他は生徒達は生徒会のような組織の生徒達なのかどうか、ちょっとはっきりしませんでした。
いずれにしても、CaptainとVice captainが、まず2018年のテーマと言うものを発表します(テーマを言うと学校名が分かってしまうのでここでは記載はしません。イメージが掴みづらいですよね、すみません)。おそらくYear 12の生徒達でしょうか。
そして、ニュース中継のアナウンサーと現場リポーターの掛け合いのような感じで、会場の中にいる「生徒会」の生徒達(若しくはただの友人)が、おそらくサクラの生徒達からの質問や意見などを拾っていく、と言う感じの寸劇になっていました。
コンサートの掛け合い風の演出もあり、田舎の公立小中高育ちのエンヂニア的にはこっぱずかしい演出でした。日本でも都会の私立高だったらあり得る感じなんでしょうかね。まあでも自己主張・自己表現の国アメリカだともっとすごい(日本人的にはある意味引く)んだろうなー、なんて想像もしました。オーストラリア人って案外控えめですからね。
また、このテーマ、毎年違うようですが、実際の学校生活の中でどのような意味を持っているのか、興味を持って見て行きたいと思います。これも一年の最初のSchool Assemblyの重要な要素の様でしたから。娘はまだ5歳なので具体的な話を聞けるようになるのはまだちょっと先でしょうが。。。
因みに両親は着飾ってる人も女性を中心にそれなりにいましたが、お父さん・おじいちゃん達は半ズボン含めてカジュアルな服装の人もそれなりにいました。正直授業料も値の張る学校ですが、その辺はやっぱオーストラリアですよね。
以上、オーストラリアの「入学式」の一般事情と個別事情、知る限り・調べた限りでリポートしてみました。
1) もちろん本当はちゃんとした英単語があるのに日英検索結果がひどく間違えているだけ、という可能性も否定できませんが、こういうケースはこれまでには見たことがありません。
2) サウスオーストラリアではReception、ウェスタンオーストラリアではPre-primaryと呼び名が違いました。
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