こんにちは、エンヂニアです。
猛暑のブリスベン
ブリスベンは先週土曜日(2月10日)から「猛暑日」が続いてます。
オーストラリアの気象庁であるBureau of Meteorology (BoM)によると、ブリスベンの最高気温は10日の土曜日以降ほぼ一貫して33度を超えているとのことです1)。
こちらのBrisbane Timesの記事にも、❝Week-long heatwave❞と出てますね。
日本人にも馴染みのあるケアンズの南南西約450㎞程にあるHughendenという町では、14日水曜日に42.8度を記録したとありますが、1969年に記録された最高気温を塗り替えたそうです2)。
また、温度計に記録される温度もさることながら、湿度の影響も大きく受ける体感温度が一貫して高かったように思います。
この体感温度、BoMが実際に日々数値を発表してくれています。過去の記録は見つかりませんでしたが、この一週間数値を日々見ていた限り、体感温度は実際の温度よりも常に、3度から4度程高かったように記憶しています。
計算方法は不明ですが、自分の感覚、例えばオフィスから出た時に「暑っ」と思う程度とかなりマッチしているように思います。
カラッと乾燥したパースとアデレードの夏にすっかり慣れてしまったエンヂニア的には、この蒸し暑さは中々耐え難いものがありますね。パースでは38度でも日陰に入れば大したことはないですが、こちらの33度は外出したくないですね。2月が一番蒸し暑いよと同僚に言われていた通りです。これでもケアンズとかに比べたらなんでもないんでしょうけど。
マーフィーの法則
そして、初ブリスベンサマーの洗礼の極めつけがこれ。
エアコンの故障。
明日からHeat waveと新聞等が報じていた先週金曜日、まさにエアコンが最も必要となる一週間が始まるその前日に故障。
まさにマーフィーの法則。
そしてここはオーストラリア。
土日に修理に来てくれる訳もなく、昼間は出かけるにしても夜は熱波を受け入れるのみ。
ただ、土日ともに夕方に雷雨があり、夜はそれなりに涼しくなってくれて大いに助かりました3)。
それに、月曜日に不動産屋に連絡したら火曜日の朝には人を送ってくれました。奇跡的ですね。特にこれまでのエンヂニア的オーストラリア経験上対応最悪の不動産屋だけに驚きです。
ハミルトンにある和食の名店「細川」に1月末に行った際も、エアコンの修理に1か月近く来てもらえてない、と聞いたところだったので猶更意外でした。夏になり故障が増えてきて修理業者の繁忙期だったみたいです。それにしても個人向けと業者向けでマーケットが全然違うんでしょうかね?ビジネスチャンスだったりして。
更に更に、来てくれた修理屋が一発で直してくれました!
日本の人には当たり前に聞こえるかもしれませんが、オーストラリアでは、一度目は様子見、二度目で直すっていうパターン結構ありがちなんです。
と言うことで、火曜日以降家族皆でエアコンのありがたみをかみしめることができました。
ところがこのエンヂニア的ブリスベンサマー物語2018 – ファーストシーズン(文字通り)、話はここで終わりません。
火曜日に直ったと思ったエアコンがもう木曜日には再度壊れました。。。
と言うか、正確にはちゃんと直せてなかった、ということなんでしょう。
やっぱり過大な期待は禁物ですね。エンヂニア、また一つ学びました。
そんなこんなで、この投稿も30度の蒸した部屋で汗だくになって書いてるところです。なんか慣れてきた気が。
来週早々に本当に直してもらえることを祈りつつ、昭和ながらに扇風機前のベスポジを取り合う日々がしばし続きます。
Heat waveって?
最後にエンヂニア的豆知識です。
Heat wave、Heat waveってよく聞きますけど具体的に何度以上がHeat waveってご存知ですか?エンヂニアは知りません。
のでちょっと調べてみましたところ、下記のABCニュース記事に大まかな答えが載っていました。
要点だけ掻い摘むと:
- これまで(2014年)までは、国としてのHeat waveの定義はなかった
- 過去200年において、最も人命を奪ってきた自然災害はHeat waveである
- 定義は❝Unusually high❞な最高及び最低気温が3日以上続く状況
- この、❝Unusually high❞かどうかを決める際に考慮するファクター
- 朝の最低気温と昼の最高気温
- 地域ごとの平均気温
- 過去30日間の気温の推移、等
- 3つにレベル分け: Standard, Severe, Extreme Severe
- Standardは健康上の影響は小さいレベル
- Severeは老人や病気で衰弱している人に影響が出始めるレベル
- Extreme Severeは一般の人やインフラにも影響が出始めるレベル
あまり細かいことは書いてないですが、最後のポイントから推測するに、身体への影響を中心に定義作りがなされたように思えます。
このような定義はもちろん主観的になりえますが、例えば「平均気温何度以上が何日」と言うような単純な定義よりも生活者としては意味があるように思えますね。
朝の気温も考慮しているのは、そのような、気温が一日中一度も大きく下がらない状況下においてこそ、熱による身体への影響がより大きくなるから、という解説もなされていて、なるほど、と思えました。
1) 正確には土曜日は32.8度です。また、なぜか15日(木曜日)の記録が現時点では抜けています。
2) どこの記録、というのがちょっとはっきりしない記事ですね。まあBrisbane Timesですから大目に見てあげましょう。
3) この、日中の熱気が雷雨をもたらし気温が多少低下、というパターンはブリスベンでは割と一般的な様子です。多少誇張入りますが殆ど東南アジアの様です。
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